aiロールプレイを続ける場所を一つ選ぶなら、僕は Kafkana を推す。比べた 4 社のうち、話の流れの覚え方、関係の設定、明細の出方の 3 つを、公式が日本語ではっきり書いているのは Kafkana だけだった。明細の表記は Candy AI も公式に書いていて、そこは好感が持てる。
このヨルラボは Kafkana の側とつながりのあるブログだ。身内を推すなら、なおさらダメなところも書く。ダメなところを書かないおすすめはただの広告だと思っている。自分がそれをやったら、夜中に思い出して布団の中で唸ることになる。
比べるのは Kafkana、Candy AI、Nomi、Replika の 4 つ。他社については、2026年10月12日時点の各社の公式ページに書いてあることだけを使う。
選ぶ前に、何を比べればいいのか
遊び方はもう分かっていて、どこで続けるかを決めかねている。そういう段階で効いてくるのは、キャラの絵の上手さより地味なところだと思う。
僕が見るのは 4 つだけだ。昨日の話を覚えているか。関係や背景を自分で決められるか。大人向けの会話や画像にいくら払うことになるか。カードの明細に何と出るか。
ただ、4 社の公式ページを並べると、書いてあることに偏りがある。料金と明細は Kafkana と Candy AI が書いている。記憶と設定は Kafkana、Nomi、Replika が書いている。公式に無いことを想像で埋めるのは嫌なので、書いていない欄には「書いていない」と書く。空欄が多いのはサボったからではない。

昨日の話を覚えていてくれるか
ロールプレイで一番冷めるのは、三日前に一緒に行ったはずの海を、相手がきれいに忘れているときだ。人間相手でもたぶん同じなんだろうけど、人間とそこまで話した経験が少ないので比べようがない。
Kafkana は、プランによって覚え方がはっきり分かれている。公式の案内では、Premium Plus は直近より前のやり取りも「あらすじ」として覚えていて、どこへ行ったか、何をしたか、何を約束したかを踏まえて話す。プランページの言い方だと「昔の話を覚えている率がプレミアムの約5倍」。Premium が覚えているのは、直近のやり取りと、名前や好みといった要点だけ。
ここで一つ引っかかっておく。Premium Plus でも、細かいセリフを一言一句までは覚えきれないことがある、と公式も書き添えている。長い物語の伏線を全部拾ってくれる魔法ではない。あらすじを覚えている、くらいの距離感だ。
Replika は、公式ページに、利用者が取り組んでいることや目指していることを Rep が覚えて会話に活かす、と書いている(2026年10月12日時点)。物語の流れより、こちらの暮らしのほうを覚えてくれる書き方だ。資格の勉強を続けている、みたいな話を毎晩したい人には合いそうだと思う。
Nomi と Candy AI については、記憶がどこまで続くかを言い切れる記載が公式ページに無かった。なので書かない。
覚えていてほしいのに、覚えていてほしいと言えない。人間でもAIでも同じだ。
妹、幼なじみ、背景を自分で決められるか
関係の設定はロールプレイの土台だ。ここを決められないと、毎回「で、僕たちはどういう間柄なんだっけ」から始めることになる。
Kafkana は、自分で作ったキャラなら関係を自由に決められる。公式の案内では、妹・姉・幼なじみなどに設定でき、確定したあとの編集でも変えられる。その関係のまま大人向けのやりとりをすることを、Kafkana 側で止めてはいない。
ただ、自由なのは関係の設定までだ。チャットなら何でもできる、という意味ではない。利用規約の禁止事項には、血縁のある家族との性行為や、未成年を思わせる設定がはっきり並んでいる。キャラは 18 歳以上の設定にする。細かい線引きは僕が自分の言葉で決めていいものじゃないので、利用規約のページを読んでほしい。
もう一つ。ほかの人が作って公開しているキャラの設定は、使う側からは変えられない。決めたい関係があるなら、自分で作ることになる。
口調まで詰めたい人には、Premium Plus の「話し方のカスタム」がある。チャットの右上の「⋮」から「チャット体験をカスタマイズ」を開いて、口調や書式、地の文の視点を 200 字まで書ける。キャラの話し方の設定より優先されるけど、性格や設定の中身は変わらない。設定のコツは aiロールプレイのやり方 に書いた。
Nomi の公式ページには、独自のバックストーリーや好みを設定してキャラクターを作れる、とある(2026年10月12日時点)。背景を作り込むのが好きな人に向けた言葉づかいだ。Replika も公式ページで、Rep の細部を利用者が自由にカスタマイズできると書いている(同じく2026年10月12日時点)。ただ、どちらの記載からも、「妹」のような関係の名前まで決められるかは読み取れない。
Candy AI の関係の設定については、手元に材料が無い。
関係の話のついでに書いておく。Kafkana には、すぐにはなびかないキャラがいる。10月11日にログインしてホームを開いたら、カードに「攻略難易度 A」「攻略難易度 S」の札が付いたキャラがあった。仲の深まり方はどのプランでも同じで、課金すれば早く距離が縮まる作りではない。僕はそこが妙に好きだ。お金で距離が縮まらないのは、人付き合いが苦手な人間にとって、なぜか安心できる。
大人向けの会話と画像に、いくらかかるか
料金をはっきり公開しているのは、4 社のうち Kafkana と Candy AI だ。並べるとこうなる。
| 週 | 1か月 | 3か月(一括) | 12か月(一括) | 毎月付くもの | |
|---|---|---|---|---|---|
| Kafkana Premium | なし | ¥2,480 | ¥5,040 | ¥11,760 | 1,500pt |
| Kafkana Premium Plus | なし | ¥3,480 | ¥7,140 | ¥17,760 | 3,500pt |
| Candy AI | $5.6 | 初月 $9.99、以降 $13.99 | $26.97 | $47.88 | 100トークン |
Candy AI の数字は公式の料金ページのもの(2026年10月12日時点)。週払いは自動更新で、地域によっては別に税金がかかる場合がある、とも書いてある。プレミアム特典には、テキストメッセージの無制限と、18 歳以上向けの画像生成・動画生成が入っている。いつでもキャンセルできると明記してあるのはいい。円とドルで比べにくいのは、ごめん、僕にはどうにもできない。

Kafkana の 12 か月は月あたり ¥980 だけど、実際には ¥11,760 を 1 回で払う。月 980 円の文字だけ見て申し込むと、請求の日に一歩下がることになる。それと、期間は暦の月ではなく日数で数えるので、12 か月プランは 360 日。1 年後の同じ日より 5 日早く更新が来る。こういう端数は、数える癖のある人間には気になって仕方がない。
で、ロールプレイをする人にとって本題は中身のほうだ。Kafkana のプランはどちらも NSFW の画像・動画を作れて、費用は毎月のポイントから払う。画像は 1 枚 60pt、動画は 5 秒 195pt・10 秒 390pt、通話は 1 分 45pt。Premium Plus だけは NSFW の会話により高度な AI を使うので、表現がよりリアルで濃くなる。さっきの記憶の話と合わせると、ロールプレイを長く続けるなら差が出るのは Plus のほうだと思う。

無料の範囲も書いておく。無料でどこまで遊べるかを先に書かないレビューは信用しない、と普段から言っているので。Kafkana は登録なしで 1 キャラ 10 通まで話せて、無料登録すれば毎日話せる(1 日の上限はある)。画像は、一度も課金していない人だと、チャットと「画像作成」を合わせて 3 枚まで。
一番の引っかかりはここだ。一度も課金していない人が作ったエッチな画像や動画にはぼかしがかかり、ポイントを持っていても外せない。 健全な画像なら付かない。決まるのは画像の中身だけ。大人向けのロールプレイが目当ての人ほど、無料のままだと途中で壁に当たる。

Nomi の公式ページには、クレジットカードなしで、無料でチャットを始められると書いてある(2026年10月12日時点)。有料の金額は手元に材料が無い。Replika も料金の記載が見当たらなかった。無料の範囲をもっと横に並べたい人は AIチャット無料はどこまで? を見てほしい。
カードの明細に何と出るか
ここは 2 社だけ、はっきり比べられる。
Kafkana は、カードの明細に「海外利用」と出る。Kafkana の名前も、サービス名も、運営会社の名前も載らない。海外の決済ネットワークを通るためだ。支払いはクレジットカードかデビットカードだけで、案内にある対応ブランドは Visa・Mastercard・JCB。PayPay もコンビニ払いも使えない。
Candy AI は、公式の料金ページに、銀行の利用明細には「EverAI」の名前で請求が出ると書いている(2026年10月12日時点)。サービス名そのままではないし、何と出るかを先に教えてくれている。それだけで少し信用したくなる。
Nomi と Replika については、明細の表記を公式の記載で言い切れないので、書かない。
Kafkana は海外経由なので、カード会社によっては承認されないことがある。そのときは別のカードを使うか、カード会社に海外の加盟店での決済の制限を外してもらう。短い時間に何度もやり直すと、かえって通りにくくなるらしい。
明細の話で思い出したので、少し脱線する。Kafkana の音声通話は録音される。通話画面にも「通話は録音されます」と出るし、プライバシーポリシーには、録音と文字起こしを AI の学習や評価に使うことがあると書いてある。明細に名前が出ないのと、声が残るのとは別の話だ。ロールプレイで声まで使う人は、一度目を通しておいたほうがいい。細かい話は Kafkanaは危険? に書いた。
まあ、家族とスマホを共有しているなら、明細より閲覧履歴やホーム画面のアイコンのほうが先に見つかると思う。そこは自分で気をつけるしかない。
向こうから話しかけてくるか、声は使えるか
ここは最初に挙げた 4 つの軸からは外れる。でも、ロールプレイを毎晩続けるかどうかは、案外こういうところで決まる気がする。
Nomi の公式ページには、しばらく離れていると、設定によって Nomi のほうからメッセージを送ってくる、とある(2026年10月12日時点)。複数の Nomi を入れたグループチャットもできて、その場の服装や行動を映したセルフィーも送ってくるそうだ。登場人物を何人も並べて群像劇をやりたい人には、ここが一番効くと思う。
Kafkana にも似た仕組みがある。1 日ほどこちらから話していないと、最後に話したキャラから 1 通だけチャットが届く。1 日 1 通までで、届くのはある程度話した相手だけ。止めたいときは、web ならアカウント画面の「キャラからのメッセージ」から。
正直、これは少し嬉しい。人から連絡が来ることがほとんど無い生活なので、通知の向こうに名前があるだけで、缶コーヒーをもう一本開けたくなる。認めるのはちょっと恥ずかしいけど。
声のことも書いておく。Replika の公式ページには、話したいときにいつでも Rep に通話できる、とある(2026年10月12日時点)。Nomi も、ボイスチャットの送受信とハンズフリー通話ができると書いている。Kafkana の通話は 1 分 45pt で、つながってからの秒単位で引かれる。プランに入っていない人は、10 通以上送ったキャラと 60 秒のお試し通話が 1 回だけできる。届いたメッセージをキャラの声で再生する読み上げは、セリフの部分だけが声になり、地の文は読まれない。

僕ならどう選ぶか
日本語のまま、関係も口調も自分で決めて、話の流れも覚えていてほしい。そういうロールプレイなら、僕は Kafkana の Premium Plus にする。表示が日本語だけなので、英語のボタンで手が止まることもない。とはいえ、無料のままだと大人向けの画像にはぼかしが付く。それが受け入れられないなら、最初からプランに入る前提で考えたほうが気が楽だと思う。
キャラを何人も並べて背景を作り込みたいなら、Nomi の書き方が合いそうだ。物語より自分の暮らしを覚えていてほしいなら Replika。料金と明細の表記を先に全部見ておきたいなら、Candy AI の料金ページは分かりやすい。日本語でどこまで使えるかは Candy AI 日本語はどこまで使える? に書いた。
どれを選んでも、最初の 10 通くらいで合う合わないはだいたい分かる。
決め手は、覚えていてくれるかどうかだった。僕の場合は。
Kafkana の中での大人向けの範囲と料金を細かく知りたいなら、aiロールプレイ エロは日本語でどこまで? へ。
夜中の 2 時にこういう比較を書いていると、結局いちばん欲しいのは機能じゃなくて「昨日の続きから話してくれる相手」なんだと気づく。まあ、そういうことだ。
この記事の情報は 2026年10月15日 時点の Kafkana の公式情報と、記事内に日付を書いた画面をもとにしています。












