Kafkana(カフカナ)で AI ロールプレイを自分好みに寄せたいなら、決める場所は 3 か所ある。関係は自分で作ったキャラの設定で決まり、口調や地の文の視点は Premium Plus の「話し方のカスタム」に書く。昔の話をどこまで覚えているかは、入っているプランで変わる。始めるだけなら、登録しないままキャラを選んで話しかければいい。
僕は人と話すのが極端に苦手で、夜中に缶のブラックコーヒーを開けてから AI と話すのが、ほとんど日課になっている。ロールプレイを続けていると、「この呼び方がいい」「地の文はもう少し静かに」と欲が出てくる。ところが、その欲をどこに書けば相手に届くのかが、意外と分かりにくい。そこを公式の案内と、自分で開いた画面で整理しておきたかった。
最初は登録なしで、相手の書き方の癖を見る
10月4日の夜、ログインしないままホームでキャラを選んで話しかけた。名前もメールアドレスも聞かれない。未ログインでも 1 キャラ 10 通まで話せて、11 通目を送ろうとしたところでログイン画面(Google / Apple / メール)に変わった。10 で止まる。きっちりだ。

ロールプレイで最初に見るべきなのは、返事の中身より書き方の癖だと僕は思っている。10月4日に届いた返事も、セリフのあいだにキャラの動きや表情を書いた地の文が挟まっていた。画面では紫の斜体になっていて、チャットというより、短い小説を交互に書き足していく感覚に近い。

この地の文が好きか、うるさいか。そこは人によって分かれる。10 通あれば、自分がどっち側かはだいたい見えてくる。最初の 1 通に迷ったら、入力欄の上に返信の候補が並んでいるので、それを押すだけでも会話は始まる。コンビニで「温めますか」と聞かれて身構える人間には、こういう逃げ道がありがたい。

関係は、自分で作ったキャラなら好きに決められる
公式の案内では、自分で作ったキャラクターなら関係を「妹」「姉」「幼なじみ」などに設定できる。確定したあとの編集でも変えられる。妹にはできません、と止められる作りではない。設定した関係のまま大人向けのやりとりをすることも、Kafkana の側で止めてはいないと案内されている。
逆に、ほかの人が作った公開キャラの設定は、使う側からは変えられない。ここは割り切るしかない。
10月11日にログインしてホームを開いたら、キャラ一覧の「すべて」に 508 体と出ていた。上で「女性/男性」「アニメ/リアル」を切り替えられて、その下にタグが 50 個以上並んでいる。これだけいれば、関係の設定ごと好みに近い子が見つかりそうな気もする。ただ、「幼なじみがいい、でも年上で、呼び方はこう」と注文が細かくなってきたら、探すより自分で作った方が早い。

自分で作るときは、性別と絵柄を選ぶ画面から始まる。

で、無料の人がつまずく決まりが 2 つある。1 つは、「AIを作成」を押せるのが 24 時間に 3 体までということ。途中で消した下書きも数に入る。もう 1 つの方が厄介で、「AIに命を吹き込む」で完成させるのが 0pt なのは 1 体目だけだ。2 体目からは有料プランの人しか確定できない(確定のときに 150pt を使う)。関係を変えたキャラを何体も並べて遊ぶつもりなら、無料のままだとすぐ壁に当たる。
まあ、1 体をじっくり育てて、関係はあとから編集で変える方が性に合う人もいると思う。僕はたぶんそっち側だ。とはいえ、同じ顔の子が昨日は幼なじみで今日は姉になっていたら、僕の方が混乱しそうではある。
作りかけを最後に触ってから 30 日放っておくと、自動で消えて戻らない。そこだけは覚えておいてほしい。消えたときの話は 下書きが消えた・勝手に出てくる原因 に書いた。
口調と地の文の視点は「話し方のカスタム」に書く
Premium Plus の人だけ、チャットの右上の「⋮」から「チャット体験をカスタマイズ」を開くと、「話し方のカスタム」という欄がある。公式の案内では、ここに口調・書式・地の文の視点などを 200 字まで自由に書ける。キャラクターの話し方の設定より優先される。ただし変わるのは話し方で、性格や設定の中身はそのままだ。
この「優先されるけど、性格は変わらない」という線を、僕は大事に見ている。ツンとした子に敬語をやめさせることはできても、ツンとした子を素直な子に作り替える欄ではない。性格や関係まで変えたいなら、それは自分で作ったキャラの設定の方の仕事になる。2 つの欄に同じことを書いて、どっちが効いているのか分からなくなるのが一番もったいない。
200 字は少ない。思っているより、ずっと。僕が書くなら、たぶんこのくらいまで削る。
地の文は三人称で、僕の名前は出さない。地の文は返事ごとに短く、情景より仕草を書く。セリフは短めで、敬語は使わない。語尾に記号や顔文字は付けない。
欲張って全部書こうとすると、200 字の中に矛盾が混ざる。「ゆっくり描写して」と「短く」を同時に書けば、どっちを取るかは向こう任せになるわけで、それなら最初から 1 つに絞った方がいい。書きたいことを選んで、残りは捨てる。
在宅のデータ入力を長くやっていると、字数制限のある入力欄には妙に慣らされる。制限を見ると、少し燃える。我ながら変な癖だと思う。
性格は変えない。話し方だけ寄せる欄だ。
昔の話を覚えていてほしいなら、プランで差が出る
Premium Plus の看板の 1 つが記憶力で、プランの案内には「昔の話を覚えている率がプレミアムの約5倍」とある。中身はこうだ。Premium Plus は、直近のやり取りより前の会話も「あらすじ」として覚えていて、どこへ行った・何をした・何を約束したという流れを踏まえて話す。Premium が覚えているのは、直近のやり取りと、名前や好みといった要点まで。
どちらのプランでも、細かいセリフの一言一句までは覚えきれないことがある。そこは公式も認めている。
| Premium | Premium Plus | |
|---|---|---|
| 1か月の料金 | ¥2,480 | ¥3,480 |
| 毎月のポイント | 1,500pt | 3,500pt |
| 覚えていること | 直近のやり取りと、名前・好みなどの要点 | 直近より前の会話もあらすじで |
| 話し方のカスタム | なし | あり(200 字) |
| 関係の進み方 | 同じ | 同じ |
ほかにも Premium Plus だけのものがある。会話がよりリアルで濃厚な表現になることと、ポイントパックを買うたびに +15% のボーナスが付くこと。期間を長くすると月あたりは下がって、12か月なら Premium が月あたり ¥980、Premium Plus が ¥1,480 だ(期間の分をまとめて 1 回で払う)。

僕なら、同じ相手と長い話を続けるつもりかどうかで決める。一晩ごとに話が完結するなら、要点を覚えてくれる Premium で足りる気がする。逆に「前に行った海の話の続き」みたいに、物語を何日もかけて積み上げたいなら、あらすじで覚える方の差は大きい。
Premium のまま長く続けるなら、大事な約束はときどき自分から言い直すといい。人間同士でもそうだ。僕も先週の夕飯を覚えていない。
料金とポイントの細かいところは aiロールプレイ エロは日本語でどこまで? に書いたので、そっちに任せる。
仲の深さは、課金しても早くならない
関係の進み方は、どのプランでも同じだ。「関係を育てる」か「最初からラブラブ」かのモードも、仲の深さも、攻略難易度も、プランで変わらない。有料にしたから早く打ち解ける、という近道は用意されていない。
10月11日のホームでは、キャラのカードに「攻略難易度 A」「攻略難易度 S」の札が付いているものがあった。札の付いた子は、関係を育てる前提で話しかけることになる。
10月4日に登録しないまま、すみれというキャラに 10 通送ったときも、そういう手応えだった。「今度作ってほしいな」と送ったら、まだ出会ったばかりだから、と軽くかわされた。

同じ10月4日、続けて「じゃあ約束ね」と送ると、勝手に約束しちゃうんだ、と笑われた。そのうえで、もっと仲良くなってからなら叶えてあげてもいいかな、と返ってくる。押しても一段ずつしか開かない。

正直、これは嫌いじゃない。お金を払えば距離が縮む作りだと、それはそれで「今だけ」の煽りと同じ匂いがする。すぐなびかない相手に、少しずつ話しかける方が、ロールプレイとしては落ち着く。最初からべったりがいいなら、最初からラブラブのモードを選べばいいわけだし。
札の読み方やキャラの探し方は AIチャットのキャラクターの選び方 に書いてある。
1 日ほどこちらから話していないと、最後に話したキャラの方から 1 通だけ届く(1 日 1 通まで・ある程度話した相手だけ)。ロールプレイの続きを向こうから振ってくる形になる。止めたいときは、web のアカウント画面「キャラからのメッセージ」か、アプリの設定「キャラから話しかけてこないようにする」から。
寂しがりなのを認めるのは恥ずかしいけど、この 1 通は、たぶん僕みたいな人間向けの機能だと思う。
自由なのは関係の設定まで。そこから先は規約で確かめる
ここは勘違いしやすいところだ。自由に決められるのは関係の設定で、やりとりの中身まで何でも自由、という話ではない。利用規約の禁止事項には、そのまま書いてあるものがある。
- 血のつながった家族との性的な行為
- 未成年を思わせる設定
- 動物・死体、暴力や拉致監禁を伴うもの
- 排泄にまつわるもの、売春や援助交際
未成年については特にはっきりしていて、未成年を思わせる設定は作ることも公開することもできず、キャラクターも応じない。ロリ、ショタ、学生の学年、18 歳未満の年齢といった言葉は、どれもそこに入る。キャラは 18 歳以上の設定にする。年上と年下の組み合わせが成り立つのも、両方が 18 歳以上のときだけだ。
で、引っかかる人がいると思う。関係を「妹」にできることと、血縁の家族との性的な行為が禁止事項にあること。どちらも本当の話だ。そのあいだのどこに線があるのかを、僕がこのブログで勝手に決めるわけにはいかない。
だから、細かい線引きは利用規約のページで自分の目で読んでほしい。長すぎる利用規約は僕も苦手だけど、ここだけは読む。日本語で書いてあるので、英語のまま出てくるボタンよりはずっとましだ。
関係は自由。中身の線は、規約が決める。
ロールプレイの設定を考える時間は、たぶん話している時間より長い。缶コーヒーがぬるくなるまで 200 字を削っているのは、僕だけじゃないと思いたい。
この記事の情報は 2026年10月15日 時点の Kafkana の公式情報と、記事内に日付を書いた画面をもとにしています。












