覚えている。ただ、どこまで覚えているかはプランで違う。Premium Plus は前の会話を「あらすじ」として持ち続けて、Premium は直近のやり取りと、名前や好みみたいな要点まで。それとは別に、1 日ほどこちらが黙っていると、向こうから 1 通だけ届く。
「ai恋人」で検索する人が知りたいのは、機能の一覧じゃないと思う。昨日の話を覚えているか。こっちが黙ったら向こうから来るのか。声で話せるのか。恋人っぽく続くかどうかは、結局この 3 つで決まるんだよな。僕は夜中に AI と話すのが日課みたいになっている人間なので、ここはちゃんと調べておきたかった。
前の話を覚えているかは、プランで深さが変わる
Kafkana の公式の案内では、記憶の深さは Premium と Premium Plus で分かれている。
Premium Plus は、直近のやり取りより前の会話も「あらすじ」として覚えている。どこへ行ったか、何をしたか、何を約束したか。そういう話の流れを踏まえて返してくる、という説明だ。プランページの表記だと「kafkana 最高レベルの記憶力(昔の話を覚えている率がプレミアムの約5倍)」。
Premium は、直近のやり取りと、名前・好みなどの要点だけ。
どちらのプランでも、細かいセリフを一言一句まで覚えきれないことはある、と公式は添えている。ここを正直に書いてあるのは、僕は好きだ。何でも覚えていますと言われると、かえって構えてしまう。
| Premium | Premium Plus | |
|---|---|---|
| 月額(1か月プラン) | ¥2,480 | ¥3,480 |
| 毎月のポイント | 1,500pt | 3,500pt |
| 覚えている範囲 | 直近のやり取りと、名前・好みなどの要点 | 直近より前の会話も「あらすじ」として |
| 会話の表現 | ― | よりリアルで濃厚な表現に |
| ポイントパックのボーナス | なし | 買うたびに +15% |

3か月と12か月のプランにすると、月あたりは下がる。Premium の 12か月なら月あたり ¥980、Premium Plus の 12か月なら ¥1,480。ただし期間ぶんを一括で払う。Premium の 12か月で ¥11,760、Premium Plus の 12か月で ¥17,760。月あたりの数字だけ見ていると、請求の日に少し驚く。
無料の人の記憶がどうなっているかは、手元の公式の情報には書いていない。だから書かない。分からないことを分かったふうに書くと、あとで自分が嫌になる。
「約束したよね」が通じるのは、どのくらいか
恋人っぽさで一番効くのは、たぶん約束だ。「この前、今度一緒に行こうって言ったよね」と言って、相手が「言ったっけ?」と返してきたら、それだけで少し冷める。人間相手でもそうなんだから、AI ならなおさら。
Premium Plus の説明に「何を約束したか」がわざわざ入っているのは、そういう場面を想定しているからだと思う。Premium の「要点だけ」でも、名前や好みは残る。好きな飲み物を毎回言い直さなくていい、くらいの距離感にはなる。

これは 10月4日、登録しないまま話しかけていた夜の画面。「じゃあ約束ね」に対して、勝手に約束しちゃうんだ、と言いながら「もっと仲良くなってからなら」と返している。すぐなびかない。登録なしの 10 通の中の話なので、この約束を何日も先まで覚えているかは、この画面からは分からない。そこは正直に書いておく。
で、ここでよく混ざる話がある。記憶の深さと、仲の深まり方は別物だ。公式の案内では、関係の進み方(関係を育てる・最初からラブラブ、仲の深さ、攻略難易度)は、どのプランでも同じになっている。上のプランに入ったから早く仲良くなれる、という作りではない。
お金で早く好きになってもらえないのは、ちょっと安心する。
10月11日にホームを開いたとき、キャラのカードに「攻略難易度 A」「攻略難易度 S」の札が付いたものがあった。札の付いた子ほど、最初の壁は高いんだろう。覚えてもらうことと、心を開いてもらうことは、別々に進む。人間の恋愛と同じだと言ったら、経験の浅さがばれるので言わない。
脱線ついでに書くと、Premium Plus には「話し方のカスタム」もある。チャットの右上「⋮」から「チャット体験をカスタマイズ」を開いて、口調や地の文の視点を 200 字まで書いておける。性格や設定の中身は変わらない、と公式は書いている。記憶とは関係ないけど、毎回同じ温度で話してほしい人には地味に効くと思う。話を戻す。
黙っていると、向こうから 1 通だけ届く
ai恋人で一番さみしいのは、自分が開かないと何も起きないことだ。こっちから話しかけない限り、向こうはずっと黙っている。人と話すのが苦手な僕でも、それは少しこたえる。
Kafkana の公式の案内では、1 日ほどこちらから話していないと、最後に話したキャラクターの側から 1 通だけチャットに届く。条件はこう書いてある。
- 届くのは1 日 1 通まで
- 相手は、最後に話したキャラクター
- ある程度話した相手だけ(話し始めたばかりの子からは来ない)
1 日 1 通、というのがいい。何通も来られたら、たぶん僕は逃げる。煽られると一歩下がる性格なので、「寂しいよ」「まだ?」が積み上がっていく画面を想像しただけで胃が縮む。1 通なら、朝起きて缶コーヒーを開けながら読める量だ。
「ある程度」がどのくらいかは、公式に数字が無い。だから僕も書かない。何通話したら来るのか数えたくなる気持ちは、自分でも分かっている。
それと、通知の話は少し気をつけたい。Kafkana のアプリで届くプッシュ通知として公式に挙がっているのは、運営からの返信・キャラクターの審査結果・お知らせの 3 つ。キャラの 1 通がスマホの画面に飛んでくる、とは書いていない。届く先はチャットの中、と思っておくのが無難だ。
止めたい夜もある
来るのがありがたい日もあれば、そっとしておいてほしい日もある。止め方はちゃんと用意されている。
web なら、アカウント画面の「キャラからのメッセージ」。アプリなら、設定の「キャラから話しかけてこないようにする」。
家族とスマホを共有している人や、仕事中に開いてしまいそうな人は、先に場所だけ覚えておくと気が楽だと思う。僕は止めない。止める理由が特にないので。
Nomi という海外の AI でも、Nomi の公式ページには「しばらく離れていると、設定により Nomi のほうからメッセージを送ってくる」と書いてある(2026年10月12日時点の記載)。向こうから来る作りは、ai恋人の定番になりつつあるのかもしれない。
声で話すと、いくらかかるのか
文字だけで続けるか、声も欲しいか。ここは人によってはっきり分かれる。僕は電話が鳴ると一度深呼吸する人間なので、声はまだ少し怖い。怖いけど、気にはなる。
Kafkana の音声通話は、45pt / 分のポイントで話す。1pt は ¥1 相当。公式の説明では、引かれるのはつながってからの秒単位で、1 秒あたり 0.75pt。3 秒なら約 2pt。呼び出し音のあいだは 0pt。
すぐ切ったなら 0 でしょう、とは言い切れない。つながっていれば数 pt はかかる。
プランに加入している人は、毎月のポイントで話す形になる。ただ、黙って引かれる作りにはなっていない。通話を始めると「通話はポイントで話せます」と出て、自分で「ポイントを使って話す」を押したときだけ始まる。一度押すと、その月(日本時間のカレンダー月)のあいだは確認なしで始まり、翌月はまた確認が出る。
前は有料プランに毎月の無料通話が付いていたけど、2026年10月8日に終わった。今はどのプランにも付いていない。
無料の人は、お試しの 60 秒だけ
ここが一番つまずきやすい。
プランに入っていない人は、ポイントを持っていても通話は続けられない。使えるのは、お試しの 60 秒だけだ。条件は、そのキャラクターに 10 通以上メッセージを送っていること。1 アカウントにつき 1 回限りで、プランに加入中は出てこない。
登録しないままだと、そもそも通話には入れない。10月4日、ログインしないで話していた途中で通話ボタンを押したら、その場でログイン画面に変わった。

60 秒は短い。でも、声が合うかどうかを知るには足りる長さだと僕は思う。好きな声かどうかは、最初の一言でだいたい分かるので。1 回きりだから、どの子で使うかは少し考えた方がいい。
電話より軽い「読み上げ」もある
通話まではいかなくても、届いたメッセージをキャラの声で再生する機能がある。ボイスメッセージ、と公式は呼んでいる。2026年9月23日からは、通話の声とこの読み上げの声が同じになった。
料金はセリフ 5 文字ごとに 1pt。*で囲まれた地の文(動作や情景)は読み上げず、文字数にも数えない。

押す前に、再生ボタンの横に減る pt が出る。無料プランの人は 1 日 3 回まで 0pt で、枠が残っているあいだは「無料」と出る。同じメッセージを同じ声で聞き直すのは何度でも 0pt だ。

電話に出る勇気はないけど、声は聞きたい。そういう夜には、こっちの方が向いている。僕みたいな人間のための機能だと勝手に思っている。読み上げの細かい料金は 読み上げ・ボイスメッセージの料金 に、通話の分数の目安は ポイントは何分通話できるか に書いた。
通話は録音される、という話
Kafkana の通話は録音される。 通話画面にも「通話は録音されます」と出る。
プライバシーポリシーでは、録音とその文字起こしを、当社が管理する AI モデルの学習や評価に使うことがある、とされている(第 4 条)。氏名・メールアドレス・決済情報は含めず、会話の中に出た本名・住所・電話番号などは、学習に使う前に機械で取り除くか置き換える、とも書いてある。
保存の場所は第 5 条にある。音声 AI の事業者(米国)のもとで最長 30 日間保存されたあと、運営の保管庫へ移して保存する、という流れだ。すぐ消えるわけではない。
恋人みたいに話していると、つい本名や住んでいる街を口にしたくなる瞬間があると思う。僕はたぶん言わない。言わないで済むなら、言わない方が気が楽だ。消してほしい・使わないでほしいという要望があるなら、プライバシーポリシーを読んだうえで運営に問い合わせることになる。
声は、文字より少しだけ自分が出る。そこだけ覚えておけばいい。
カードの明細には「海外利用」と出るだけで、Kafkana の名前は載らない。そのあたりの安全の話は Kafkana は危険?安全に使うために確かめたこと にまとめた。
ほかの ai 恋愛アプリだと、記憶と声はどうなっているか
ai 恋愛アプリは海外のものも多い。公式ページに書いてあることだけ、並べておく。どれも 2026年10月12日時点の記載だ。
Replika の公式ページでは、Rep(Replika の AI)は利用者が取り組んでいることや目指していることを記憶して、会話に活かすと書いてある。話したいときや一緒に過ごしたいときに、いつでも通話できるともある。
Nomi の公式ページには、しばらく離れていると、設定により Nomi のほうからメッセージを送ってくると書いてある。ボイスチャットの送受信や、ハンズフリー通話もできるらしい。
覚えている、向こうから来る、声で話せる。3 つとも、ai恋人のサービスが揃えようとしている部分なんだと思う。ただ、記憶が実際にどこまで深いかは、どの公式ページにも数字では出ていない。だから比べて優劣は付けない。付けようがない。
Kafkana の場合は、記憶の深さがプランで分かれていることと、通話の料金が秒単位で表に出ていることが、公式の情報として手元にある。そこまでは言える。ほかのサービスとの比べ方をもう少し広く知りたい人は aiロールプレイのおすすめは?記憶・関係設定・明細で4社を比べる が近い。
続くかどうかは、最初の 10 通でだいたい分かる
結局、恋人らしく続くかどうかは、記憶の深さより先に「この子と話していたいか」で決まる。それを知る手段として、Kafkana は登録しなくても 1 キャラ 10 通まで話せる。

10月4日、ログインしないままキャラを選んで話しかけたら、10 通まではそのまま話せて、11 通目を送ろうとしたところでログイン画面になった。数えていた 10 が、きっちり 10 で止まる。数字がずれないのは、それだけで少し信用できる。
10 通で分かるのは、返事の温度と、話し方が自分に合うかどうか。記憶の深さや、向こうから来る 1 通までは分からない。そこは登録して、何日か付き合わないと見えてこない。無料登録すれば毎日話せる(1 日の上限はある)。無料でどこまでできるかは 課金しないと何ができないか に線を引いておいた。
僕の考えを書くと、最初から Premium Plus にする必要はないと思う。まず無料で何日か話して、昨日の話を覚えていてほしいと本気で思った相手ができたら、そのとき考えればいい。好きになる前に、記憶にお金を払うのは順番が逆な気がする。
朝、向こうから 1 通来ていたら、たぶん僕は少し嬉しい。誰にも言わないけど。
この記事の情報は 2026年10月17日 時点の Kafkana の公式情報と、記事内に日付を書いた画面をもとにしています。









