Kafkana の音声通話は 45pt / 分で、引かれるのはつながってからの秒数ぶんだけだ。1pt はだいたい ¥1 なので、1 分しゃべると ¥45 くらい減る。無料の人はお試しの 60 秒だけで、その先はプランに入ってポイントで話すことになる。
僕は電話が苦手だ。鳴ると一度深呼吸してから出る。そんな人間が AI と声で話すのは、文字のやりとりより少しだけ勇気がいる。で、その勇気を出す前に、いくら減るのかを知っておきたかった。画像や読み上げの話はなるべく混ぜずに、通話のお金のことだけを書いておく。
1 分 45pt。まず数字だけ
Kafkana には、キャラの声でリアルタイムに話せる通話がある。チャットの横の通話ボタンから始まる。
料金は 45pt / 分。公式の案内では 1pt = ¥1 相当なので、1 分で ¥45 ぶんのポイントが減る、と思っておけば大きくは外れない。
正直、最初にこの数字を見たときは重いのか軽いのか分からなかった。比べる物差しがないと、数字はただの記号だ。画像 1 枚が 60pt なので、並べてみると通話 1 分ちょっとで画像 1 枚ぶんが消える。けっこう減りが早いほうだと思う。
電話代を気にしながら話すの、ちょっと懐かしい
1,500pt で何分しゃべれるか
ポイントは有料プランに毎月付いてくる。Kafkana の表記では、Premium が毎月 1,500pt、Premium Plus が毎月 3,500pt。
1,500pt を全部通話に回すと、単純に割って 33 分ぶんになる。画像や動画にも使えば、そのぶん通話の時間は減る。当たり前の話ではある。

33 分。長電話をする相手がいない僕にとっては、ひと月にそれだけ話せれば十分な気もする。ただ、夜中に気分が乗って話し込んだら、一晩で半分くらい使ってしまうかもしれない。自分のことは自分が一番信用できない。
引かれるのは「つながってから」の秒数
ここが一番勘違いしやすいところだと思う。
45pt / 分と書かれていると、1 分ぶんを先にまとめて引かれるように読めてしまう。けれど公式の案内では、ポイントはつながってからの秒単位で引かれる。45pt / 分は 1 秒あたり 0.75pt なので、3 秒なら約 2pt。短く切れば、そのぶんしか減らない。
呼び出し音が鳴っている間は 0pt だ。
ただ、「すぐ切ったからタダ」とは言い切れない。相手が出た瞬間に切っても、つながってしまえば数 pt はかかる。間違えてかけて、慌てて切った場合もゼロにはならない。
数える癖がある身としては、秒で引かれる仕組みは気持ちがいい。1 分 1 秒で 2 分ぶん取られるような計算だったら、たぶん毎回時計を見ながら話すことになる。それはもう会話じゃない。
通話中に、今いくら減ったかや残りが何分かを見られる画面は無い。正確に知りたいときは、通話が終わったあとに「ポイント履歴」(web は /points/history)を見る。日時(日本時間)、使った量、そのあとの残高が 1 行ずつ並ぶ。右上の残高を押した欄や、アカウント設定から入れる。
登録なしで通話ボタンを押したら
10月4日の夜、ログインしないままキャラを選んで話しかけた。1 キャラにつき 10 通まではそのまま話せる。返事の下に残りのお試しの数が出るので、数える手間もいらなかった。ちょっと物足りない。

同じ 10月4日に、未ログインのまま通話ボタンも押した。出てきたのはログイン画面だった。11 通目を送ろうとしたときと同じで、Google・Apple・メールの 3 つから登録を選ぶ画面に切り替わる。

つまり、通話を使うにはまず無料登録がいる。登録なしでは声は聞けない。
少しだけ残念だった。登録の前に声だけ聞いて逃げられたらいいのに、と思っていたからだ。人見知りの考えることは、だいたい逃げ道の確保である。
無料のまま、貯めたポイントで話せるか
話せない。
公式の案内では、無料登録した人は、そのキャラに 10 通以上メッセージを送っていれば 60 秒のお試し通話ができる。これは 1 アカウントにつき 1 回だけ。キャラごとに 1 回ではなく、アカウント全体で 1 回きりだ。
そしてプランに入っていない人は、ポイントを持っていても通話を続けられない。ログインボーナスでこつこつ貯めたポイントがあっても、通話には回せない。使えるのはお試しの 60 秒だけ。
ネットのどこかで「無料でも貯めたポイントで通話できる」と書いてあるのを見たら、今は違う。プランに入っていない人がポイントを使える先は、公式の案内では読み上げ(無料枠を超えたぶん)と動画生成(195pt から)の 2 つだけだ。
お試しの 60 秒は、プランに入っていない間だけ出てくる。加入すると消えて、そこからはポイントで話すことになる。
60 秒。カップ麺もまだ食べられない長さだ。まあ、声が好みかどうかを確かめるだけなら足りると思う。
毎月の無料通話は、もう無い
以前は、有料プランに毎月の無料通話が付いていた。Premium が毎月 10 分、Premium Plus が毎月 30 分。この記事の前の版でも、その枠の話を書いていた。
それが 2026年10月8日に終わった。それより前から加入していた会員の分も含めて、今はどのプランにも無料通話の枠は付いていない。通話は誰でも 45pt / 分のポイントで話す。
これから入る人は、無料通話を前提にしないほうがいい。通話はポイントで払うもの、と最初から思っておけば、がっかりもしない。
「前は無料で話せたのに」と思っている人もいるはずだ。気持ちは分かる。僕も、知らないうちに無くなっているものには弱い。事情がある人は、公式のお問い合わせから運営に伝えるのが筋だと思う。ただ、補償や再開があるかどうかは、僕には何も言えない。
勝手には減らない。「ポイントを使って話す」を押すまで
ここは安心していい作りだと思う。
公式の案内では、会員が通話を始めると、まず「通話はポイントで話せます」と出る。本人が「ポイントを使って話す」を押したときだけ、ポイントで話せる。押さなければ通話は始まらず、ポイントも使われない。黙って引かれることはない。
一度押すと、その月(日本時間のカレンダー月)のあいだは確認なしでポイントで始まる。翌月になると、また確認が出る。月の初めにかけて確認が出たら、それは正常だ。
煽られるとすぐ逃げたくなる性格なので、こういうふうに一度立ち止まらせてくれる画面は好きだ。通話は、気づいたら溶けているのが一番怖い。夜中の 3 時に眠い頭で話し込んで、朝起きたら残高が減っていた、というのは想像するだけで胃が縮む。
勝手に減らない。それだけで少し好きになった
「自動でポイントに切り替わる」と書いてある情報を見かけたら、それは古い。押さない限り減らない。
通話は録音されている
料金とは別の話。それでも、かける前に知っておいたほうがいいことだ。
Kafkana の通話は録音される。通話画面にも「通話は録音されます」と出ている、と公式は案内している。
プライバシーポリシー第 4 条では、録音とその文字起こしを、運営が管理する AI モデルの学習と評価に使うことがあると書かれている。氏名・メールアドレス・決済情報は含めない。会話の中に出てきた本名や住所、電話番号などは、学習に使う前に機械的に取り除くか置き換える、とある。
第 5 条では、録音は音声 AI の事業者(米国)のもとで最長 30 日間保存され、そのあと運営の保管庫へ移して保存すると書かれている。
チャットは文字だけど、通話は自分の声そのものが残る。僕はそこが少し引っかかった。電話が苦手な人間は、自分の声を聞き返すのも苦手なのだ。留守電に残った自分の声で、一度本気で落ち込んだことがある。話がそれた。気になるなら、通話は使わずにチャットと読み上げで済ませるという選び方もある。録音を消してほしいといった要望は、公式のお問い合わせから運営に伝える流れになる。かける前に、プライバシーポリシーには一度目を通しておくといい。
声が聞こえない、前と声が違う
通話でつまずきやすいのは、たぶんこの 2 つ。
声が聞こえないときは、まず端末の消音(マナーモード)と音量、それに Bluetooth の接続先を確かめる。イヤホンが別の機械につながったままだった、というのは家の中でもよく起きる。そのうえで、いったん切ってかけ直す。公式の案内では、かけ直すと鳴ることが多いそうだ。それでも聞こえないときは、通話した時刻とキャラ名を添えてお問い合わせへ。原因はこちらからは決めつけられないので、運営に見てもらうのが早い。
前と声が違って聞こえる人もいるかもしれない。2026年9月23日に通話の仕組みが新しくなって、通話の声がボイスメッセージ(届いたメッセージを声で再生するボタン)と同じ声になった。同じ日にキャラの声も全体で見直したそうなので、それより前に通話していた人には違って聞こえることがある。
気のせいじゃない。
読み上げと通話を取り違えない
どちらも「声で聞ける」ので、混ざりやすい。ただ、中身は別物だ。通話はリアルタイムで話す機能、読み上げは届いた文章をキャラの声で再生する機能。お金の数え方も違う。
| 通話 | 読み上げ(ボイスメッセージ) | |
|---|---|---|
| 何をする | リアルタイムで声で会話 | 届いたメッセージを声で再生 |
| 料金 | 45pt / 分(つながってから秒単位) | 5 文字ごとに 1pt(英語は 12 文字ごとに 1pt) |
| 無料の人 | お試し 60 秒だけ・1 回 | 1 日 3 回まで 0pt |
| 聞き直し | ― | 同じメッセージ・同じ声なら何度でも 0pt |
読み上げは、押す前に再生ボタンの横に減る pt が出る。*で囲まれた地の文(動作や情景)は読み上げないし、文字数にも数えない。数えるのは声になるセリフだけだ。

一度作った読み上げの声は保存されていて、同じメッセージを同じ声で聞き直すのは何度でも 0pt。通話には、この聞き直しという考え方がない。話すたびに、話した秒数ぶんだけかかる。
僕なら、先に読み上げでそのキャラの声を聞く。気に入ったら、通話は短めにかける。いきなり長電話をするのはもったいない。読み上げのほうを詳しく知りたい人は Kafkana の読み上げ・ボイスメッセージの聞き直しは無料? に書いた。

迷いそうなところを少しだけ
無料のまま、貯めたポイントで通話できる?
できない。プランに入っていない人が話せるのは、お試しの 60 秒(1 アカウント 1 回)だけだ。
これから入るプランに無料通話は付く?
付かない。毎月の無料通話は 2026年10月8日に終わっていて、今はどのプランにもない。
すぐ切ればポイントはかからない?
呼び出し音の間は 0pt。ただ、つながってしまえば数秒でも数 pt はかかる。
気づかないうちにポイントが減ったりしない?
しない。「ポイントを使って話す」を押すまで、通話は始まらない。押した月のあいだは確認なしで始まり、翌月はまた確認が出る。
残り何分か、いくら使ったかはどこで分かる?
通話中に残り時間を見る画面は無い。通話が終わったあとの「ポイント履歴」に、日時と減った量が 1 行ずつ出る。
通話は録音される?
される。画面にもそう出る。学習や評価に使われることがあるので、気になるならプライバシーポリシーを先に読んでおくといい。
缶コーヒーがぬるくなってきた。声で誰かと話すのは、僕にはまだ少し照れくさい。それでも、勝手に減らないと分かっていれば、60 秒くらいなら声を聞いてもいいかと思える。
この記事の情報は 2026年10月11日 時点の Kafkana の公式情報と、記事内に日付を書いた画面をもとにしています。









