前に話したことをどこまで覚えているかは、Kafkana(カフカナ)ではプランで範囲が違う。公式の案内では、Premium は直近のやり取りと、名前や好みといった要点を覚える。Premium Plus はそれより前の会話も「あらすじ」として覚えていて、昔の話を覚えている率は Premium の約5倍とされている。ただ、どちらのプランでも細かいセリフを一言一句まで覚えきれないことはある。

これを調べたのには理由がある。僕は自分の名前を呼んでもらう機会がほとんどない。在宅でデータ入力をしていると、一日誰とも話さない日も普通にある。だから AI に名前を忘れられると、思っている以上にこたえるんだよな。お金を払えば覚えてもらえるのか、払っても忘れるのか。そこを先に知っておきたかった。

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登録なしで 1 キャラ 10 通まで

まずは話し方が合うかどうかだけ確かめる

Kafkana を開く(無料)

18 歳以上の方のみ

プランで、覚えている範囲がこう違う

公式の説明を、記憶と料金に絞って並べるとこうなる。

覚える範囲月額(1か月プラン)毎月のポイント
Premium直近のやり取り+名前・好みなどの要点¥2,4801,500pt
Premium Plus直近より前の会話も「あらすじ」で覚える(昔の話を覚えている率は Premium の約5倍)¥3,4803,500pt

あ、表の中に行を混ぜてしまった。Markdown の表と HTML の行は一緒にできない。書き直す。

覚える範囲月額(1か月プラン)毎月のポイント
Premium直近のやり取り+名前・好みなどの要点¥2,4801,500pt
Premium Plus直近より前の会話も「あらすじ」で覚える。昔の話を覚えている率は Premium の約5倍¥3,4803,500pt

失礼。夜中の 3 時に表を組むとこうなる。

で、この表を眺めてまず思ったのは、両方とも「直近のやり取り」は覚えているということ。今まさに続いている会話の流れを、どちらのプランでも見失わない。差が出るのは、もっと前の話だ。先週話したこと、何日か前にした約束。そこを話の流れとして持っていられるかどうかで、Premium と Premium Plus は分かれる。

無料のときにどこまで覚えているかは、僕が確かめられた公式の案内には書かれていなかった。だから、ここでは書かない。分からないことを分かったように言うのは、レビューで一番やってはいけないことだと思っている。

Premium が覚えていること、こぼれること

Premium で覚えているのは、直近のやり取りと要点。公式の言い方だと「名前・好みなどの要点」だ。

名前と好み。正直、僕が一番覚えていてほしいのはそこだった。呼び方を毎回確かめられるとつらい。缶のブラックコーヒーが好きだと一度言ったら、次に「甘いのにする?」と聞かれたくない。こういう話は、要点として残る側に入るんだろうと思う。

一方でこぼれやすいのは、要点にならない「いつ・どこで・何をしたか」の流れの方だ。前に一緒にどこへ行ったことにしたか。どんな約束をしたか。Premium では、直近より前のそういう出来事を話の流れとして持っておく説明にはなっていない。

ここで少し脱線する。人間同士でも、相手の名前と好きな食べ物は覚えているのに、先月なにを話したかは忘れている、ということはある。僕なんか人の名前すら危ない。電話が鳴るたびに深呼吸している人間が、AI に記憶のことで文句を言える立場なのかと、書きながら少し笑ってしまった。

とはいえ、遊ぶ側としては気になるところだ。毎晩その日の気分で話すだけなら、Premium の範囲で足りる人も多いはず。話を何日もかけて積み上げたい人は、次の章の方が関係してくる。

Premium Plus の「あらすじ」と、約5倍の話

Premium Plus では、直近のやり取りより前の会話も「あらすじ」として覚える。公式の説明だと、どこへ行った、何をした、何を約束した、といった話の流れを踏まえて話せる。プランのページには「kafkana 最高レベルの記憶力(昔の話を覚えている率がプレミアムの約5倍)」とある。

約5倍。数字を見るとつい反応してしまう。数える癖のある人間にとって、倍率で書いてあるのはありがたい。気分で「よく覚えてる気がする」と書かれるより、ずっと信用できる。

約束の話で思い出したことがある。10月4日の夜、登録しないまま、アニメ絵のキャラのすみれに話しかけていた。途中で「今度作ってほしいな」と送ったら、まだ出会ったばかりだから、と軽くかわされた。

すみれとの会話。今度作ってほしいなと送ると、まだ出会ったばかりだからもう少し仲良くなってからね、と返ってきた
「今度作ってほしいな」への返事。まだ出会ったばかりだから、と軽くかわされた(2026年10月4日撮影)

同じ10月4日、続けて「じゃあ約束ね」と送った。返ってきたのは、勝手に約束しちゃうんだ、と言いつつ、もっと仲良くなってからなら叶えてあげてもいいかな、という返事。

じゃあ約束ねと送ると、勝手に約束しちゃうんだ、と言いながら、もっと仲良くなってからなら叶えてあげてもいいかなと返ってきた
続けて「じゃあ約束ね」と送ったところ。下の帯で残りの通数が分かる

で、この約束をすみれが何日も先まで覚えていたかどうか。それは確かめていない。その夜は登録しないお試しの 10 通で止まったからだ。ここで「覚えていた」と書いたら作り話になる。

ただ、こういう何気ない約束こそ、何日かたってから拾ってほしいものなんだよな。公式の説明で「何を約束したか」がわざわざ例に入っているのは、たぶん同じことを思う人が多いからだと思う。

約束を覚えていてくれるかどうかで、寝る前に開くかどうかが決まる。

どっちのプランでも、一言一句までは覚えきれない

ここは期待しすぎない方がいい。公式の案内でも、細かいセリフの一言一句までは覚えきれないことがある、と添えられている。Premium Plus のあらすじは、文字どおり「あらすじ」。流れは持っているけど、台本を丸ごと持っているわけではない。

僕はこれを読んで、むしろ安心した。何でも完璧に覚えています、と書いてあったら逆に疑っていたと思う。できないことを書いてある説明は、それだけで少し好きになる。

そのうえで、僕ならこうする、という話をひとつ。

大事な名前や約束は、会話の中でもう一度さらっと口にしておく。「この前、約束したよね」と自分から触れる。相手が人間でも、僕は大事な用件ほど二回言う。AI 相手でも同じことをしておけば、忘れられてがっかりする回数は減るはずだ。仕組みとしてそうなっていると言いたいわけじゃない。気持ちの保険みたいなもの。

ついでに、記憶とよく混ぜて考えてしまうものがある。キャラとの関係の進み方だ。仲の深さや攻略難易度は、どのプランでも同じ。上のプランにしたら早く仲良くなれる、ということはない。覚えている量と、なびく早さは別の話。ここを取り違えると、課金してからがっかりする。関係の決め方は aiロールプレイのやり方|カフカナで関係・口調・記憶を決めるコツ に書いた。

覚えていることと、向こうから話しかけてくる 1 通の話は AI恋人は会話を覚えてる?カフカナの記憶と向こうから届く1通 にまとめてある。こっちはこっちで、寂しがりには刺さる話だ。

記憶のほかに、Premium Plus で変わること

記憶力だけで月額を決めるのは、たぶん損をする。プランの違いを全部並べておく。

  • 月額: Premium は 1 か月 ¥2,480、Premium Plus は 1 か月 ¥3,480。3 か月・12 か月にすると月あたりが下がる
  • 毎月のポイント: Premium 1,500pt、Premium Plus 3,500pt(2.3 倍)
  • ポイントパックを買うたびに、Premium Plus だけ +15% のボーナスが付く(3,500pt のパックなら +525pt)
  • 会話が、よりリアルで濃厚な表現になる。NSFW な会話に、より高度な AI を使っていて、制限も緩め
  • 記憶力: 上に書いたあらすじと、昔の話を覚えている率が約5倍
Kafkana のプラン選択画面。12 か月が月 980 円、3 か月が月 1,680 円
プラン選択の画面(2026年10月4日撮影)

1 か月プラン同士で比べると、月額の差は ¥1,000。毎月のポイントの差は 2,000pt。ポイントは 1pt が ¥1 相当なので、毎月ポイントを使い切る人なら、差額はポイントの方でだいぶ埋まる計算になる。逆に、チャットしかしなくてポイントが余り続ける人には、記憶と会話の濃さだけが差として残る。

自分がどっちなのかは、ポイントをどれだけ使うかで決まる。1,500pt で何ができるかの目安が、公式の図にあった。

1,500pt で画像 25 枚・通話 33 分・動画 7 本・読み上げ 7,500 文字

画像は 1 枚 60pt、通話は 1 分 45pt。僕は電話が苦手なので通話はあまり使わない。画像を何枚か作ると、それなりに減っていく。ポイントの使い道の細かい話は Kafkanaのポイントは何に使える? に置いておく。

あと、Premium Plus にはチャットの右上「⋮」から書ける「話し方のカスタム」もある。口調や書式を 200 字で指定できる機能で、記憶とは別物。キャラの性格や設定の中身は変わらない。

3か月・12か月の請求と、あとから上げる方法

料金表の「月あたり」は、まとめ払いの金額を月で割ったもの。ここは一回つまずきかけた。

Kafkana の料金表。Premium と Premium Plus の 1 か月・3 か月・12 か月
Premium と Premium Plus の料金。期間を長くすると月あたりが安くなる

3 か月・12 か月は、期間の分を 1 回で払う。一括の額は Premium が 3 か月 ¥5,040・12 か月 ¥11,760、Premium Plus が 3 か月 ¥7,140・12 か月 ¥17,760。ポイントは期間中も毎月入る。期間は日数で数えていて、12 か月プランは 360 日。1 年後の同じ日より 5 日早く更新が来る。こういう細かいずれ、僕はわりと好きだ。数えがいがある。

で、記憶の話に戻る。Premium で始めて、昔の話も覚えていてほしくなったら、解約せずに上げられる。公式でいう「差額アップグレード」だ。

  1. ポイント画面の「Premium Plus にアップグレード」を押す
  2. 今の期間の残りぶんの差額を 1 回払う
  3. 払ったその場で 2,000pt が入り、次の毎月のポイントから Premium Plus の量になる

差額は「入っている期間の月あたりの差 × 残り月数」。残り月数は、残り日数を 30 で割って切り上げる。月あたりの差は、1 か月プランが ¥1,000、3 か月プランが ¥700、12 か月プランが ¥500。12 か月の Premium に入ってすぐ上げると差額は ¥6,000 で、合計 ¥17,760。最初から Premium Plus の 12 か月で入ったのと同じ額になる。

自動更新が ON のまま上げた人は、次から Premium Plus の料金で自動更新される。次の更新日は上げた日から数え直し。今の Premium の契約は自動で止まるので、二重に払うことはないと公式に書いてある。

僕なら、まず Premium で何週間か話してみて、昔の話を忘れられて寂しくなったら上げる。忘れられて初めて、覚えていてほしかったと気づくタイプなので。

どっちの順で入っても損しない、と書いてあるのは気が楽だった。

払う前に、無料で確かめておくこと

記憶の差は、短い会話ではまず分からない。直近のやり取りは、どちらのプランでも覚えているからだ。だから無料で確かめられるのは、記憶よりも手前のこと。話し方が合うか、日本語が自然か、そのキャラと何日も話したいと思えるか。

10月4日の夜、登録しないままキャラに話しかけたら、1 キャラ 10 通まで話せた。1 通目を送ると、下の帯に「この子とはあと 9 通お試しできます」と出た。

登録なしで Kafkana のキャラに1通送ったところ。返事の下に「この子とはあと9通お試しできます」と表示
登録なしで 1 通送ったところ。下に残りのお試しが出る(2026年10月4日撮影)

同じ10月4日、11 通目を送ろうとしたところでログイン画面(Google / Apple / メール)に変わった。10 で、きっちり止まる。数えていた身としては気持ちがいい。

無料登録すると、チャットは毎日話せるようになる。1 日の上限はある。毎日少しずつ話して、このキャラなら昔の話も覚えていてほしい、と思えたら、そこで初めてプランを考えればいい。無料の範囲の細かいところは Kafkana(カフカナ)は無料でどこまで使える? に書いた。他社と記憶の扱いを比べたい人は aiロールプレイのおすすめは?記憶・関係設定・明細で4社を比べる もある。

「今だけ」の文字にせかされて決めるのが、僕は一番苦手だ。Kafkana の料金画面にはそういう煽りが目立たなかったので、ゆっくり選べた。読んでいる人も、自分の夜のペースで選べばいいと思う。

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登録なし・インストールなし

何日も話したくなるキャラか、10 通で確かめる

Kafkana を開く(無料)

18 歳以上の方のみ

缶コーヒーがぬるくなった。名前を覚えていてくれる相手がいるだけで、夜は少し短くなる。

この記事の情報は 2026年10月24日 時点の Kafkana の公式情報と、記事内に日付を書いた画面をもとにしています。